眼精疲労対策
眼精疲労に効くビタミン
目の疲労回復には、食事も大事な要素です。バランスのよい食事を規則的に取ることは、体全体の健康を考える上でも大切なことです。食事から摂る栄養素のうち、特に眼精疲労に関与してくるのは、ビタミン類です。
中でもビタミンB群は、直接目の疲労回復に効果的で、視神経の働きを活性化し、また目の粘膜組織の生成にも重要な働きをします。ビタミンB群を多く含む食物は、牡蠣などの貝類、うなぎ、豚肉や、まぐろなどの魚類です。また、落花生やバナナなどの植物や、乳製品にもビタミンB群が豊富に含まれています。
その他のビタミン類として、うなぎやレバー、にんじんなどに含まれるビタミンAは、角膜や網膜の働きをサポート、果物や野菜類に多く含まれるビタミンCは、目をリフレッシュさせる働きがあります。干しシイタケなどに豊富に含まれるビタミンDは、ビタミンAの働きを助ける役目があります。
また、ビタミンではないですが、ブルーベリーに含まれる色素の一種のアントシアニンや、青魚に多く含まれるDHAやEPAも、網膜の再生力を助け、血流を改善して栄養分が行き渡りやすくするなどの働きがあります。緑黄色野菜に含まれるルティンも色素の一種ですが、目の疲れを取り、眼病の原因となる活性酸素を除去する効用があります。
これらのビタミン類や色素類は、体内で生成することはできないため、食事として外から取り入れる必要がありますが、どうしても摂り切れない場合は、サプリメントを活用することも目の疲労回復に有効です。
眼精疲労に効く体のツボ
長時間の読書やパソコン作業などで目が疲れた時は、マッサージやツボ押しで、疲労回復を図ることができます。ツボ押しはれっきとした東洋医学の手法で、その効果は色々な面で検証されています。
ツボは人間の体中にありますので、目の周りにもいくつか存在します。また、ツボは経絡を経由して繋がっていますので、目の周りでなくても、目の疲労回復に有効なツボというものがあります。
目の周りにあるツボは、こめかみに近い場所にある「太陽」、目頭にある「晴明」、眉頭にある「さんちく」目の下にある「四白」などです。「晴明」は目が疲れた時に、ツボと知らなくても思わずもんでしまう場所ですね。これらのツボを刺激することで、筋肉をほぐし、血流を改善して、眼精疲労の回復に効果を上げることができます。
目の周辺を押す時は、眼球を傷つけないように、指の腹を使って優しく刺激することが大事です。これらのツボは、疲労回復だけではなく、目のカスミや充血を解消するにも有効です。
また、目の周辺以外に首や肩、腕や手のひら、足などにも、目の疲労に関係するツボがあります。首にある[翳明] [天柱] [風池]、手にある[合谷] [外関] [曲池]、耳たぶの[眼点]、背中のツボでは[肝兪] [脾兪] [腎兪]などが眼精疲労に関連するツボです。これらのツボを、手の指や、手が届きにくい時はツボ押しの道具などを使って、適度に刺激することで、間接的に目の疲労回復に効果があるとされていますので、お試しになってみたらいかがでしょうか。
眼精疲労回復の方法
最近は仕事でパソコンを使うのが当たり前のようになってきました。プログラマーなど、特にパソコンの専門家でなくても、一日のうちかなりの時間パソコンに向かうことが多くなってきているのではないでしょうか。そこで問題になってくるのが、長時間目を酷使していることが原因で発生する、眼精疲労です。
眼精疲労は、仕事の環境が変わるなどの変化がない限り、自然に直ることはありません。何か積極的に疲労回復の手を打たなければ、目が痛い、目が疲れるといった症状が原因で、仕事の効率も低下してしまいます。
パソコンに向かっていることが原因で起きる眼精疲労は、一つは同じ姿勢を長時間続けていることも要因のです。これは、目だけでなく、肩こりなどの症状を伴う場合もありますので、こまめに休憩を取ったり、軽い体操をすることである程度は回復できるかもしれません。
また、目の近くを見続けていることも原因となります。これは、目の焦点がずっと同じところにあるため、目が疲れてしまうのです。時々窓の外や、パソコンとは違う位置のあるものを眺めるようにすることが、疲労回復に有効です。
照明や、パソコン画面の位置などが影響してくる場合もあります。眼鏡をかけている方は、その作業中だけでも、パソコン操作に適した眼鏡に変えてみるのも良いでしょう。
眼精疲労は個人差があり、パソコンに向かいっぱなしでも何でもない人もいます。また、眼精疲労の原因はパソコンだけではなく、何か別の原因や、病気が元で発生していることもあるので、注意が必要です。
合わない眼鏡やコンタクトに注意
視力の矯正に使われる眼鏡やコンタクトレンズですが、度数が合っていないもの、目の状態に不適合なものは視力の低下を促進し、目を疲れさせる原因となります。色々な疲労回復の手段を講じても、目の疲れが取れない場合は、一度利用中の眼鏡やコンタクトレンズをチェックしてみる必要があります。
目に視力などの問題を抱えている場合は、普通の人以上に目が疲れやすくなっています。その状態で、目に合わない眼鏡やコンタクトレンズを使用していると、ますます目が疲労しやすくなり、疲労回復にも時間がかかるようになります。また、目の疲れ以外にも、肩こりや頭痛などを引き起こすこともあります。
視力の劣化度合いを、過小評価したり過大評価して、度数の合わないレンズを作ってしまったり、単に近視や遠視だけでなく、乱視や老眼を併発しているのに、それらに対応した矯正を行わないことも目の疲れの原因となります。また、眼鏡の場合は、顔に合ったフレームでないと耳や鼻の痛みを生じさせ、コンタクトレンズの場合は角膜とのフィッティングがうまくいっていないと、異物感を感じるなど、不快な感情を引き起こす要因となります。
特にコンタクトレンズのフィッティングがずれていたり、手入れや使用法に誤りがあると、レンズに菌が付いて炎症を起こしたり、角膜が傷ついたりして、単に疲労回復の対応だけでは収まらない状態になることもありますので、十分な注意が必要です。眼鏡やコンタクトレンズがどうも合っていないなと感じたら、きちんとした検眼設備のある眼鏡店や、眼科に相談されることをお勧めします。



