糖分は控えめに
疲労回復に甘いものを摂ると効果があると、よく言われます。冬山で遭難した人が、チョコレートが一枚あっただけで、命が助かったなどという話は良く聞きます。確かに適度な糖分は、体調を整え、疲労回復に効果があります。
甘いものに含まれる砂糖は、体の中でブドウ糖に替わり、脳のエネルギー源として供給されます。ブドウ糖は脳でどんどん消費され、不足すると脳の働きが低下するため、糖分の摂取は生命を維持するために重要なこととなります。しかし、必要以上に体に取り入れられた糖分は、逆に体調を悪化させ、疲れが溜まる原因になってしまうこともあります。
糖分の摂りすぎは、肥満の原因となります。必要以上の糖分は、体内で中性脂肪に変化し、脂肪細胞に蓄えられ、肥満を引き起こします。さらに肥満は高血圧症など生活習慣病を誘発し、体がだるい、疲れやすいなどの症状が現れます。
糖分が体に入ると、血糖値が上昇するため、それを低下させようとインスリンが異常に分泌され、血糖の調整機能が狂ってしまう場合があります。これが糖尿病や低血糖症と呼ばれる病気です。
さらに、糖分は脳の満腹中枢を刺激し、甘いものだけで満腹感を感じるようになってしまうため、糖分以外の必要な栄養素が摂りきれなくなってしまいます。疲労回復には栄養のバランスが取れた食事が大切ですが、糖分だけを摂りすぎると、逆に体調を悪化させる要因となってしまいます。
このように、糖分の摂りすぎは体に様々な不調をもたらします。疲労という面だけではなく、体全体の健康を維持するためにも、糖分の摂取には十分な注意が必要です。
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